「え…?」

嘘。
ウソ。

ユウが死んだ?
真逆、そんな、馬鹿な、

「コムイ…嘘でしょ?」

声が震える。アタシは何を恐れてる? 何を考えた?

「ねぇ、コムイ…」
「…」
「う、そ…」

嘘だ。何時ものたちの悪い冗談でアタシをからかってるんだ、きっとそうだ。
そう思うのと裏腹に目からは涙が溢れてくる。
コムイはアタシの言葉を否定するように、静かに首を振った。

「…ユウ、は 」
「神田と連絡が取れなくなった。ノアとの戦闘中に最期に確認されてから…」
「……ない」
「でもね、連絡が取れなくなっただけで死んだって決まった訳じゃ、」
「アタシはっ、そんなの、ユウが…居なくなっただなんて、信じないっ!!!」
「……ちゃん…」


またアタシの事を小馬鹿にした様に笑うんでしょう?ねぇ?応えてよ、ねぇ?

ユウ、ユウ、



ピアスホール
(ぽっかり空いた穴が いつか塞がるのが何よりも怖い)